Mi-Tech Racing2014 年度プロジェクトリーダーを務めさせて頂きました久保田寛明と申します。

東京都市大学　 F-SAE チーム Mi-Tech Racing は総合 36 位、総合得点 330.98 点、という結果で第 12 回全日本学生フォーミュラ大会を終えました。ご協力して頂きましたスポンサーの皆様、学校関係者の皆様、メンバーのご両親、 1 年間応援をしてくださり本当に有難う御座いました。また、このような順位となり、更には 2009 年より続いてきた全競技完走というノウハウまで失う結果となってしまい、本当に申し訳御座いませんでした。

今年度は「動的競技 1 位」という目標と「キレのある走り」というコンセプトの下、昨年度まざまざと見せつけられた他大学との大きな性能差を埋めるべく、 1 秒でも速いクルマを造ろうと日々の活動に励んできました。

しかしながら自チームとしてタイムは向上したものの、 2013 年度はきちんと出来ていたマネジメントに致命的なミスが多く出てしまい、走行会が圧倒的に不足し車両の熟成を全く行うことが出来ませんでした。それにより車両のトラブルを十分に洗い出すことが出来ず、特に新規開発項目に関して大会まで抱えてしまう形となってしまい、最終的にはエンデュランスで完走が出来ませんでした。更には他大の伸び代自分たちが考える以上であり、その差を縮めることは叶いませんでした。

しかしながら、 2013 年度までの車両性能に対する課題をきちんと洗い出し、新規開発項目を数多く搭載出来た今年度は、 1 年間 1 つのチームとして協力して頑張って動いてくれたチームのメンバーや先輩方の支えや、最後まで応援し協力して下さった皆様の支えがあったからであると感じております。 「チームは僕たちだけのものではない。多くの人の支えがあって初めて成り立っている」これを肝に銘じる大きな経験となったと考えております。

私達 Mi-Tech Racing は常に総合優勝を最終目標として見据えるチームです。今年度のような稚拙なマネジメントでのミスを次年度以降絶対に繰り返さず、強固なチーム基盤の下でしっかりと車両を作り上げ、熟成させるべく、 2015 年度リーダーの青山浩平の指揮のもと一層努力して参ります。

今後とも何卒応援の程宜しくお願い致します。

2014年11月1日

2014年度　プロジェクトリーダー

久保田　寛明

東京都市大学学生フォーミュラチームMi-Tech Racing2015年度チームリーダーを務めさせて頂きます、知識工学部情報科学科2年の青山浩平と申します。

2015年度を迎えるにあたり、昨年の10月頃より"どんな年にしたいか" , "どんなクルマを開発したいか" , "何に挑戦していくか" 等、多くの議論を繰り返して来ました。その議論がちょうど1年前の今頃だと思うと、時間の流れの早さを感じます。
2014年度は多くの失敗をしました。2013年度は他大との性能差を目の当たりにし、以前にも増して速いレーシングカーを作りたいという気持ちがチームを動かしていましたが、技術面だけでなく全体としてのチーム力が不足していたと考えています。2015年度は個々の部品について熟考することはもちろん、隣の部品から車両全体までをチームメンバー全員が見て車両を開発していきます。
チームとして最終目標は総合優勝です。総合優勝に向けた次のステップとして総合10位を狙うことで、チーム力をアップさせ総合優勝に向けてのステップを確実に達成しようと考えています。また、2014年度から2015年度にかけてエアロデバイスの大幅規制や電子制御のチャレンジ要素が増えるなどレギュレーションが大幅に改定されました。その中でも「学生のチャレンジを見るために2年に1度レギュレーションが大きく変わる」ということが規定されました。これからは過去のチームの経験や蓄積はもちろん、レギュレーションの変更に対してチーム全体が柔軟に対応していかなければならないと考えています。2年後のレギュレーション変更時に未来のMi-Tech Racingチームメンバーが与えられた課題を解決できるよう、チームの基礎力アップの年としても2015年度は重要であると考えています。
　 総合優勝までの道のりは厳しく、時に挫けそうになるかもしれないことはチームメンバー全員が覚悟しています。それでも、どんなときも「クルマが大好きだから」最高のF-SAE車両を開発するために日々努力をして参りますので、今後ともご支援・ご指導の程よろしくお願い致します。

2014年11月1日

2015年度　プロジェクトリーダー

青山 浩平