大会3日目(9月09日)

  私たちの戦略は、まず他校より先に「タイムを残し」、
その後から路面状況が少しでも良くなるのを待って「いいタイム」を出そうというものでした。
この日のエコパは雨が降ったりやんだりでタイヤチョイスが難しい中、1回目の「タイムを残す」アタックはダンプの状態で森山さんが行い、なかなかいいタイムが残せました。

アクセラとスキパが1回ずつ終わった後からさらに天気はくずれ水たまりも各所にでき始めました。
アクセラはスキパと同日に限られた時間内で行われるために(最高2回ずつ)天気が回復するのを待つ時間はありません。
アクセラとスキパではスキパの方が路面の影響を受けやすいため、水たまりが多く出来ているスキパは1回目以上のタイムが出ないと判断しました。

そのため、制限時間ギリギリまで路面が乾くのを待ち、ここぞという所で最後のアクセラを走ろうという方針になりました。
路面はダンプで1回目とどちらが路面がいいかという判断は難しいですが、とりあえずアタックすることになりました。
アクセラは1回で2本アタックすることが可能ですが、連続で行わないとそのタイムは無効となります。
その2回目の2本を自分が行ったのですが、自分のミスというか、オフィシャルのミスというか・・・2本目に案内されず無効になってしまいました。
非常に悔しいです。そしてチームのみんなに申し訳ないです。
なので、来年は絶対そのようなミスがないように心がけなければなりません。

(間宮)


 動的競技初日の午前中に行なわれるスキットパッド。この競技は8の字に旋回し、旋回性能を競います。この競技では、ドライバーがその場の路面状況を見極め、マシンのポテンシャルを最大に引き出さなければなりません。
また、天候によるタイヤの選択も重要になってきます。(例年の天気の良い大会であれば路面温度の高い昼前に、ベストラップを狙うのがセオリーです。しかし、)大会当日の天候は雨が降ったりやんだりと、路面状況が非常に難しい状態であった為、チームでは雨雲の動きや路面温度を計算し、タイムの出るスリック(晴れ用)タイヤでの出走を狙いました。

9時21分、雨のやみ間を狙い出走。(路面は完全に乾いてはなく、円の内側のパイロンには若干の水溜りが残っている状態。しかし、当日では最高のコンディションでした。)
タイムは「 5.809 秒」。
本年度大会において全国1位の記録でした。その直後再びの雨により、他チームはレインタイヤへの変更を余儀なくされ、チームの作戦は見事に成功しました。

(森山)

 午前中の目まぐるしく変わる天候の後の小雨の降る中、オートクロスは 13 時 30 分から 18 時までで開催された。天候が直ぐに良くなる可能性が低いことと、競技が中止になる前に記録を残すことを目的に横浜国立大学に次ぐ 2 番手で佐藤が出走しました。今年度のテストドライバーである佐藤は雨が降る中でも、安定した走りを見せ 1 分 0 秒 633 の好タイムをたたき出した。

セカンドドライバーである水野は 18 時ギリギリまで待ち、路面状態が良い状態で出走する予定でしたが、足回りの部品のチェックのために 16 時頃に出走しました。スピンをしたこともありよいタイムは残せませんでしたが、足回りの問題は無い事が確認でき、明日のエンデュランスに向けてしっかりと整備を終えて、大会 3 日目を終えました。

(水野 茂洋)


大会3日目(9月09日)