■2017年10月28日(土)
SOLIDWORKS様 学生フォーミュラ講習会 流体 解析編
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| こんにちは エアロ担当の千田です。 本日はSOLIDWORKS様主催の学生フォーミュラ講習会に参加しました。講習内容はCADを用いた設計、構造解析、熱流体解析でした。 エアロ班は全員熱流体解析コースに参加することができ、今後の車両設計に必要なことと自分たちに足りないことを学ぶ貴重な体験になりました。
今回参加した熱流体解析の講習は、午前中の流体解析基礎編でSOLIDWORKS FLOWSIMULATIONの基礎概念や基本操作などを参加者全員で学びました。 午後からは総合応用編にて複数のグループに分かれて課題に取り組む構成になっていました。
講習の中で一番楽しんだのは午後のグループワークです。 午前中で学んだ基礎操作をふまえて、「ラジエーター位置の最適位置と背反事項の対策」という課題に各グループに別れて取り組みました。
課題では学生フォーミュラ風の車体のモデルとそれと同形状の空力モデルが用意されていました。 車体のどの位置にラジエーターをつければ一番冷却効率が良いかを考え、流体解析を用いて検証し、中間、最終プレゼンテーションの2に分けてで全体に発表するという流れでした。
各グループ約5人ずつに分かれて、それぞれ役職を決め課題に取り組みました。
中間発表の際には、各グループとも解析の結果をふまえ車体サイドにラジエーターを取り付けるという方針でした。 ここでは講習を担当してくださった南山さんから、解析結果を用いてアイデアをプレゼンするときのコツをいくつか聞くことができました。
中間発表後は各チームが最終発表に向けてそれぞれ限られた時間の中でアイデアを形にしていきました。
最終発表の際には、各メンバーが再びプレゼンテーションを行いました。 中間発表の時とは違い、各グループがそれぞれ違ったアプローチで工夫していました。また、プレゼンに使う解析結果の見せ方も各グループ工夫が見られ、面白かったです。
プレゼンでは自他グループの優れたアイデアや失敗について現場で実際に製品開発をしている南山さんから説明、アドバイスをいただくことができました。
今回の講習でCADは設計に使うだけでなく、自分のアイデアを視覚的に伝えることに大いに役立つこと。そのために、設計者にはコミュニケーション能力も必要ということが分かりました。 また設計する際に頭で考え続けるだけでなく、実際に形を作って解析、検討することをリズムよく繰り返していくと効率的に作業が進んでいくと分かりました。
貴重な学びの機会を設けて下さったSOLIDWORKSの皆様、そして講習を担当してくださった南山さん、一緒に講習に取り組んでくれた他校のフォーミュラ部員の皆さん 本日はありがとうございました!
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